会社概要|株式会社リンクス

私は、長年にわたり古武道を修行しております。柳生の新陰流といいます。21世柳生延春宗家の時代から現在22世柳生厳信宗家に至ります。柳生流兵法には、様々な口伝が残されており、その中で「懸待表裏一隅を守らず。」というのがあります。「懸」はアクティブな心、「待」はネガティブな心です。この心でもって敵を攻めたり、敵から守ったりするわけですが、攻撃的な技の時は、心持ちは「待」に、逆に守備的な技の時は、心持ちは「懸」に、これに表裏という状況が加わりますが、どれひとつに執着せずに（一隅を守らず。）臨機応変に対応することが求められます。
　また、「兎を見て鷹を放ち、風を感じて帆を張る。」というのもあります。これは状況に応じて最善のタイミングを計るという教えです。
会社の経営は、京セラの稲盛氏が率いた「盛和塾」に学び、「自転車あさひ」の故下田幸男会長に長年ご指導いただきました。零細の企業ではありますが、柳生新陰流兵法の教えと両氏の経営哲学（自利利他）を基礎に、より良く発展させて行きたいと思っております。